【白・黒元結】アパレル副資材「元結」の可能性

元結は、もともと髪を結ぶための素材でした。しかし時代を経て、その強さとしなやかさは、洋服の世界でも新たな役割を担っています。

手縫いのボタンホールをかがる際、芯材として元結が使われることがあります。
素材の誇りが、和から洋へと静かに橋をかけているのです。

ApparelX Newsで語られた、元結の新たな用途

2019年、アパレル副資材に特化したニュースサイト「ApparelX News」にて、元結が手縫いのボタンホール用の副資材として紹介されていました。

繊細な手縫いのボタンホールは、強度と美しい仕上がりが求められる部分です。元結の持つ特性が、この手仕事においていかに役立つか、その可能性が語られています。

記事の中では、元結を使うことについて、以下のように述べられています。

(元結を使うことで)きれいに美しく見せるという事もあると思いますが、その縁起物を副資材として洋服に使うという事が、日本のテーラー独特の「粋」の表現なのかなと思います。

このように、元結が単なる機能材としてだけでなく、日本の「粋」という精神性までをも表現する存在として評価されていることを、私たち元結堂南田は大変嬉しく思います。

以下の記事で、その詳細をご覧いただけます。

ApparelX News元結っていいます〜手縫いのボタンホール用の副資材〜
髪を結ぶ素材が、洋服の副資材として新たな役割を担うことを紹介した記事です。

伝統が現代と「結ぶ」異空同空の精神

古くからの日本の文化を支えてきた元結が、現代のアパレルという全く異なる分野でその価値を発揮する。これはまさに、異なる「空」を持つものが、元結という媒体を通して新たな価値で響き合う「異空同空」の精神を体現しています。

伝統工芸としての元結が、時代を超えて新たな用途を見出すことは、私たち元結堂南田が目指す「結び」の可能性そのものです。


私たち元結堂南田は、元結が持つ無限の可能性を信じ、その魅力を様々な形で伝えていきたいと願っています。

元結の多彩な表情と物語を、ぜひ他のページでもご覧ください。